スコアラーなしで配球を記録する方法
配球表があれば、投手コーチは各投手が何をどのカウントで投げ、どうなったかがわかります。ただし、それは試合中に誰かが記録していた場合だけです。このガイドでは、配球表とは何か、手書きでどうつけるのか、そして試合の動画から代わりに作る方法を説明します。
著者 Adelyons Software LLC · 公開日 2026年9月28日 · 更新日 2026年9月29日
配球表とは
配球表は、投手が試合で投げた全投球を、投げた順に記録したものです。1球ごとに球種、投げたカウント、コース、結果を書き込みます。合計すれば、投手ごとの投球数になります。
スコアブックは各打者に何が起きたかを記録します。配球表は、そこに至るまでに投手が何をしたかを記録します。
指導者が配球表を使う目的
- 試合ごとの投球数と投球の負担。
- 初球でストライクを取れている割合。
- カウントが悪いときに頼る球、2ストライクから投げる球。
- ボール球がどこに外れているか、登板の終盤で変わるかどうか。
- 各打席で打者が何を見て、どう対応したか。
- 前の試合を出発点にした、次のブルペンの計画。
手書きでのつけ方
ふつうはベンチの誰かが、バインダーやタブレットでつけます。その日投げない投手、学生マネージャー、アシスタントコーチが担当することが多いでしょう。投げられるたびに1球ずつ書き込みます。球速も取りたい場合は、もう1人がスピードガンを持って数字を読み上げます。
その人が試合の間ずっと手が空いていれば成り立ちます。ブルペンに行かされたり、ベースコーチに入ったり、ヘルメットを探しに行ったりすると、配球表に抜けが出ます。監督が試合を指揮しながらつけることはできません。
Baseball Tracker for Coachesが動画から作るもの
バックネット裏から試合全体を撮影し、試合後にファイルをアップロードします。試合中に記録する人は要りません。ほとんどの試合は10〜20分で解析が終わります。返ってくるもの:
- 試合の順番どおりの全投球。1球ごとに動画の再生位置と結びついています。
- 1球ごとの球種とAI推定球速。
- 1球ごとのカウントと、各打席の結果。
- 投手ごとの投球数と、推定球速の平均・最速。
- 投手別・イニング別の絞り込み。
- その試合のストライクゾーン図と球種割合。
配球記録の投球をクリックすると、動画がその場面へ移動します。投球に印をつけて振り返りリスト用のメモを残したり、記録をCSVファイルでダウンロードしたりもできます。画面全体は、架空の選手によるデモのサンプル試合でご覧いただけます。
できないこと
- 球速は動画からの推定です。数字はAIの推定値で、スピードガンの計測値ではなく、スピードガンの代わりにはなりません。
- ボックススコアは作りません。配球記録であって、スコアブックではありません。
- 試合中のリアルタイム記録はしません。記録は動画をアップロードしたあとに届きます。
- 選手名を自分では判別しません。名前は背番号をもとに選手名簿から照合するため、名簿にない選手は名前なしで表示されることがあります。
置き換えるのは手書きの配球表で、球速の計測機器ではありません。配球記録の全投球は動画の再生位置と結びついているので、どの行も映像で確かめられます。
最初の試合を撮影する前に
動画には、バックネット裏から全投球が映っている必要があります。カメラの位置、画角、アップロードできるファイルは分析用の試合の撮影方法で説明しています。